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カテゴリ:ゲイカルチャー の記事リスト(エントリー順)

若い男子にパイパンが流行ってるという噂

kage

2021/12/16 (Thu)

 ツイッターで見たのがどこで見たのか忘れてしまいましたが、確かに「若い男子にパイパンが流行ってるという」話を目にしました。これゲイの間では、そうだろうなと思います。確かにパイパンの話題が増えてるし、脱毛の業者の宣伝等も増えています。

 さてこれが、ノンケ男子の間でもそうなのかというと、調査したわけではないので分かりません。分かりませんが、筆者の体験上、ノンケの間でも流行ってても不思議ではないと思います。

 まず、最新の話として、昨日のTVワイドショー、「ゴゴスマ」で、司会の石井アナとゲストコメンテーターの橋下徹氏が堂々と股間脱毛の話をしていたこと。石井アナは「やりたいけど、スーパー銭湯が好きでよく行くので恥ずかしい」と言ってました。これはTVの話。

 で、筆者(fanta)のスーパー銭湯での実体験の話。
 12月上旬に行きつけのスーパー銭湯Aに行きました。いい感じの若い子が居るなと認識してましたが、その子が露天の寝湯で寝転がってるfanta(fantaはここ数年パイパン、もちろん隠したりしない)のすぐ横隣りに寝転がった。寝ている普通の視線で隣の人のお腹から股間、足元まで見える。あら、見事なパイパンでした。

 一応、fantaは自分のチンコ触ってみたりと、何となくシグナルを送りましたが反応なし。そのうちその子は寝湯から離れて行ってしまいました。その子、露天から内湯に入るとき、ハッキリとfantaを振り返って見たよね。誘っているのか?まあねえ、誘われたとしても、以前ハッテン場だったこの銭湯のミストサウナにハッキリと「ハッテン禁止警告」が何枚も貼られてるし、ここでは無理よ。そもそもfantaに体力が無いです。

 まあ上記は、「ゲイかもしれない」という話ですが、今度はノンケの話。同じスーパー銭湯Aです。つい数日前の話。この時はすぐに目に付きました。スリムな二十歳ぐらいの男子2人組、片方がパイパンでしたよ。特に隠すわけでもなく2人でウロウロしてました。まず間違いなくノンケですよ。見分ける眼力はありますよ。

 それとネットで発言してる若いノンケ(俺はホモじゃない!と言い張ってる)が、パイパンにしたと発言したことなど。

 まあそんなことで、噂は案外当たってるとも思ってます。これだけ脱毛の話がネットで転がっていれば、ノンケも当然、意識するだろうし、自分で簡単にできる脱毛は股間ですもの。

●メンズヌーディズム


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ゲイ作家について知らなかった事・その2・橋本治さん

kage

2021/09/08 (Wed)

●ゲイ作家について知らなかった事・その2・橋本治さん

 「ゲイ作家」というのは、小説家とか映画監督とか何か作品を作ってるそういう人たちのことを、取り合えず、ココでは指すことにします。

●その2・作家、橋本治さんが亡くなっていた事

 作家、橋本治さんが亡くなっていた事を知りませんでした。たまたまネットのリンクで目にして知りました。
 「2019年1月29日、肺炎のため東京都新宿区の病院で死去」とのことです。70歳でした。

 若い人はこの人を知らない人も多いのではないかと推測します。無理もない、執筆活動はデビューの70年代後半から亡くなるまで行っていますが、ブレイクしたのは、70年代後半から80年代の「桃尻娘」シリーズだからだ。映画化もTVドラマ化もされた。
その後の作品など詳しくはwiki等をご覧になってください。

 この人をゲイ作家と定義する訳は、「桃尻娘」シリーズの中にゲイが出てきて、それがまた、リアルな若いゲイが生き生きと描かれていたことや、その後の橋本治作品にゲイセンスを感じさせるモノが多いからです。

 ご本人が、「ゲイです」とか、メディア等が「ゲイである」とか指摘したとかは認識していません。
 ただ、「桃尻娘」シリーズの『無花果少年と瓜売小僧(いちぢくボーイとうりうりぼうや)』などにおけるゲイ描写は、ゲイでなければ書けないモノだと筆者(fanta)は思ってる。

 また当時を生きた若いゲイは、当時、初めて自分たちの心情が表現されたことを喜び、その作家(橋本治)に心酔したものです。

 一度、二丁目ですれ違ったことがある。「橋本治さんですね?」と声をかけ、当時活動してたチラシを渡したことがある。
 筆者(fanta)の接触はそれだけですけどね。

・写真 産経ニュースの訃報より、橋本治さん
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ゲイ作家について知らなかった事、2件(その1)

kage

2021/08/13 (Fri)

●ゲイ作家について知らなかった事、2件

 「ゲイ作家」というのは、小説家とか映画監督とか何か作品を作ってるそういう人たちのことを、取り合えず、ココでは指すことにします。 まず、知らなかったことで恥ずかしいと思ってる事を先に言いましょう。

●その1・映画監督・ローランド・エメリッヒがゲイをオープンにしてる事

 これ知らなかったのは自分で恥ずかしいです。先日、WOWOW放送予定の映画「ミッドウエイ」を検索して、監督のローランド・エメリッヒが以前よりゲイをオープンにしていて、ゲイ活動にも参画してるのを読んで驚いた。wikiに堂々と書いてある。

 一応、ローランド・エメリッヒの主な監督作品を下記に挙げときましょう。
・スターゲイト Stargate (1994年)
・インデペンデンス・デイ Independence Day (1996年)
・GODZILLA (1998年)
・デイ・アフター・トゥモロー The Day After Tomorrow (2004年)
・紀元前1万年 10000 BC (2008年)
・2012 (2009年)
・ホワイトハウス・ダウン White House Down (2013年)
・インデペンデンス・デイ: リサージェンス Independence Day: Resurgence (2016年)
・ミッドウェイ Midway (2019年)

 映画見る人はどれか1本は見たことあるでしょう。
 筆者(fanta)自身がこれを知らなかったことを恥じてるのは、筆者(fanta)がゲイライターだった時期にローランド・エメリッヒが活動をしていたことだ。

 まあ言い訳になるが、そもそも彼の監督作品はゲイと全然結びつかない。今から振り返ると、「スターゲイト」でトランスジェンダー俳優、「インデペンデンス・デイ」で、「トーチソング・トリロジー」のゲイ俳優を起用してたことぐらい。

 そもそも筆者(fanta)がローランド・エメリッヒをほぼ否定してたことが大元の原因。
 「紀元前1万年」なんて駄作もいいとこ。本家リスペクトのかけらもない「GODZILLA」。スポンサーの中国に媚びまくりの「2012」など。新作映画が発表されて、「監督は誰だろう?」と資料を見ると、「ローランド・エメリッヒ」と書いてあるモノなら「なんだよ」とガッカリしてしまうのが私ですからね。知らなかったのも無理もない。

 ハリウッド監督で同じくゲイで有名なブライアン・シンガーなんて、「X-MEN」シリーズや「スーパーマン」など娯楽作品、大作を監督しているが、その作風には、なんとなくゲイセンス感じるもんね。「X-MEN・2」なんてまるでマイノリティの苦悩の話だった。

 他のゲイ監督、ガス・ヴァン・サントやヨーロッパで言うと、フランソワ・オゾンなどなど、「あー、ゲイだからこそ」という作品のオンパレード。日本の橋口や往年の木下恵介にしてもそう。まあオープンにしてないクローゼットの脚本家や監督も多くいるとは思いますが。

 なんと、ゲイとはかけ離れた作風のローランド・エメリッヒがゲイをオープンにして、ゲイ(LGBT)支援活動もしてたなんて、びっくりしましたという話です。(長くなったんで「その2」は後日にさせてください)。

・写真 映画監督・ローランド・エメリッヒ (wikiより)
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オカマルト閉店

kage

2021/04/26 (Mon)

 オカマルト閉店

 ツイッターをつらつら見ていたら「ブックカフェオカマルトからのお知らせ」というツイートで「オカマルト閉店」とのこと。
 「ブックカフェオカマルト」をフォローした覚えはないし、そもそもブックカフェオカマルトを筆者(fanta)は知らない。
 筆者(fanta)がフォローしていた第三者がリツイートした記事で、筆者(fanta)の目に触れたのだ。

 『またコロナでどっかの店が潰れたんだろう』ぐらいに思って読み始めたら、なんだ小倉東じゃないか?!

 小倉東はゲイ雑誌『バディ』の創生期に尖がったセンスで一躍ゲイ界の寵児になったオカマ(’オトコ’と言いたいところだがオカマだなやっぱり)。他にもいろいろやっていたが、失敗談もあるし、まあ、『バディ』を出すのが順当だろうと思う。そしてだ、彼が22才からの20代、30代半ばまでは、しょっちゅう交流を持っていた筆者(fanta)の友人でもある。

 有名人の友人だと言うと、「どんな友人よ?」と、いぶかしげに聞き返すYくんみたいな人もいますが、いや、ホントに友人よ。彼のうちに行ったり、彼の職場、私の職場、行き来したり、彼が20数才の時の彼が主催した映像メインのイベントで映像担当したのは私ですよ。

 その後、疎遠になったが、筆者(fanta)が『薔薇族』、彼が『バディ』に関わった。その頃、喫茶店で1度会ってる。その後、彼が『バディ』を離れてからイベントで一度会ってる。2次会誘われたが断った。

 さて今回のこの発表された文面で、まず驚いたのは、いいお兄様がいらしたこと。これは知らなかったわ。けっこうプライベートの事を知ってるつもりでしたが。

 で、ご本人、認知症で入院とのこと。今は付き合いは無いからね、「早く治って云々」なんて歯がゆいことは言えませんが、「脳に異常を来した」とは、一種、彼らしいとは思う。青春を共にした人には違いはないので、何か言いたい気にはなりましたね。

 「オカマルト」という名は知らなかったが、ブックカフェは情報で知っていた。経緯は知らないが、伊藤文学(『薔薇族』の経営者)が70年代後半から80年代前半(?)に営業していた、ゲイの喫茶店『祭』が原点なのではと推測していた。

 だって、 『祭』こそ、あの当時の若いゲイが青春してた場なんだから。そこで彼と出会った。当時は軽く惚れてたね。付き合いはあったけど、何も無いよ。マーガレットなんて知らんわ。

*****
・5月2日・追記 
 「マーガレットなんて知らんわ」と前出のように申し上げましたが、小倉東が女装を始める前の筆者(fanta)との付き合いであり、彼が「マーガレット」と自称するような場所には行ってない、ということですね。
 下記のニュースから数日経って思うことは、本人こう思われることは嫌がるだろうけど、「可哀そうだな」ということ。見舞いに行きたいけど「問い合わせもご遠慮ください」と言われてるし、そもそも迷惑だろう。どの程度の病状か知らないが、覚えてないということも有り得るしね。

 女装はハッキリ言って筆者(fanta)はイヤですが、小倉東はいいヤツよ。毒舌の目立ちたがり屋だが、いいヤツよ。それは知ってる。自分で中途半端な文化を作り上げて、中途半端に文化に振り回されたヤツ。いい言い方をすれば「文化の発信者」(ただし”先端”文化では無い)。オカマルトが最後の砦だったんだと推測するが、それも閉店。認知症って直るのか? 追記終わり。
*****
 ツイッターの原文を埋め込みで持ってきます。

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6年半前に亡くなった人へお悔やみ

kage

2017/08/31 (Thu)

「6年半前に亡くなった人へお悔やみ」

 何気なく伊藤さん(ゲイ雑誌『薔薇族』の元編集長)のブログを見ていたら、「その(敏腕だった)藤田くんももうこの世には居ない」などと書いてあるので、「へっ?!」ってなった。

 藤田竜氏(本名・本間さん)は、筆者(fanta=南島健太郎)の、『薔薇族』に執筆していた当時、間接的上司の位置づけにあった人だ。元祖『薔薇族』時代、藤田竜氏が実質勇退させられるまでの1995年-2003年頃までのことです。

 「なんだ、亡くなっていたのか・・」と思い、伊藤さんのブログを検索してもハッキリ分からない。ネット上で「藤田竜 亡」と検索したら、現・季刊ミニコミ誌の『薔薇族』編集長、竜超氏の、「2011-01-12 巨竜、去る」というページが出てきて、取り合えず、この記事が一番、藤田竜氏が亡くなったことについて分かる。

 どうも、2011-01-11日頃なんだろうと思われる。なんで亡くなったのか、病院なのか伊豆の自宅なのか、よく分からない。とにかく亡くなったことは確かなので、心からお悔やみを申し上げます。

 と言うか、もう6年半も前のことじゃないですか。筆者(南島)が情報に疎かったというのもありますけど、そもそも「死亡告知」を広める筋合いなんて無いんだ。藤田竜氏は元祖『薔薇族』が休刊になる数年前に『薔薇族』を辞めているんだから。

 70年代、80年代と『薔薇族』最盛期にゲイ文化を引っ張っていったのは、まぎれもなく藤田竜氏だったし、そこら辺のことは、伊藤さんのブログや竜超氏の記事で充分分かるだろうと思う。活躍と同時に神経質で怖い人でもあった。

 90年代後期、本格的に筆者(南島)が記事を書き始めた当時は、藤田氏、だいぶ丸くなられたのか、いじめられたなんてことは一切無かったね。一度、怒鳴られたことがあったが、それは筆者のミスで納得済みです。
 月一度の校正の時だけの接触でしたが、どちらかと言うと、”可愛がられた”という気分だ。時におりアドバイスをもらったし、そのアドバイスがズレていた時は、キチンと説明して納得してもらっていた。昔の殺人事件の調査、共同執筆もしてる。

 藤田氏が『薔薇族』を辞めて、伊豆に引っ込んじゃってからは、「ドライブがてら伊豆へ行って本間さん(藤田氏)に会ってこようかなあ」などと、呑気に近年まで思ってましたよ。

 とっくの昔にお亡くなりになってたんですね。東日本大震災も原発大事故も知らずに亡くなった訳だ。
 アメリカがイラク侵攻した当時、「北朝鮮をやればいいのよ」と言っていたのが印象深い。それ正解でしたよね。そうしていれば、今頃、ISも無ければ、北朝鮮のミサイルも無いよね。