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「怒り」の小説を買った

kage

2017/09/26 (Tue)

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 『「怒り」の小説を買った』

 何を今更なんですが、吉田修一原作の「怒り」の文庫本上下巻、税抜き合計1200円を購入しました。

 映画の「怒り」は、すでに1年前に劇場公開で見ています。その時の感想もこの『ファンタサイケダイアリー』に書いています。では何故、今、「怒り」の原作なのか?

 先日(と言うかこのところ)wowowで、「怒り」を放送しています。映画本編はすで見て良かったですから当然録画、再見しました。やはり良かったです。

 そこで気になったのは、「怒り」に出演した3人の男性が、指名手配犯に似ているという設定を、原作ではどう文面で表現しているのかです。

 映画では、それぞれ顔の造りが共通している、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、3人の男優が犯人に疑われる人物を演じ、指名手配犯の写真は各男優の顔を合成したそうです。エレベーターの犯人動画は、松山ケンイチが微妙に演じたそうです。

 このように映画という映像であれば、目で見て、「あ、似ているな・・」と思わせることができますが、文面ではそりゃ不可能ですよ。森山未來と松山ケンイチらの顔の違い、さらにどう指名手配犯と似ているのか、文面でどう表現しているのか、こりゃ読んでみなけりゃ分からないと思いましたね。

 さらに原作者の吉田修一氏、筆者(fanta)と一時代違うが、出身校が同じだし、過去の小説、それぞれにゲイネタを出してる、公表してるのかどうかは知りませんが、まずゲイだろうと思われるこの作家にも大変興味を持ちました。

 まあ、そういうことで、昨日、原作本上下巻買ったという訳。

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 筆者(fanta)は、社会人になってからほとんど小説は読まない。学生時代は沢山読みましたけどね。直近で読んだのは、調べてみたら、2014年1月にやはりwowowを見た後の『苦役列車』。映画の『苦役列車』も森山未來主演でしたね。

 『苦役列車』は短いのでサラッと読めましたが、いずれにせよ3年近く小説を読んでない。「怒り」の上下はどのくらいで読めるでしょうかね?

 写真は映画「怒り」より。