LOVE サイモン 17歳の告白
2020/01/05 (Sun)
映画「LOVE サイモン 17歳の告白」をWOWOWで見る。高校生のゲイのカミングアウトの話で、こちとらゲイとしても見るべきと思い、いささか重い腰を上げて鑑賞しました。ゲイとしてはおかしなところは一切ないです。原作者が間違いなくゲイなんだろうと思われますから、まあそういうことですわ。ただ、映画としてはいかがなものかと思いますね。全然面白くない。筆者に言わせればハッキリ駄作です。
コメディタッチの前半は、アメリカ高校生の風俗をただ出しているだけ。カミングアウト後、シリアスな展開になる後半は、「ゲイにはこう接するべき」といった教科書的な理想的展開・・。ドラマが全然無いです。「おっさんずラブ」の方が断然面白いですね。
Yahoo!映評のある方の言葉を借りれば、「そんなに良かったか?」です。
この文を書く前に一応Yahoo!映評を見て、この作品の高得点にビックリ。まあ鑑賞者が少ないとそういう傾向になるんですけど。主に良いと思った人しか書かないから。役立ち度4人で高評価がトップに来ちゃったりしてる。
さらには評価が頓珍漢。「ラストの男同士のキスシーンは無い方が良かった」だって・・。あのシーンが唯一のこの作品の”肝”だろうが・・。Yahoo!映評は反論ができないからね。高得点の人はステマ(DVD販売会社の関係者など)か、ゲイにおかしな幻想を抱いてる「腐」でしょうね。
久々に更新した当「ファンタサイケダイアリー」ですが、ゲイ映画の酷評になってしまって残念です。
ああ、あと、「LGBTを描いた作品」などと紹介されてますが、「L」も「B」も「T」も出てきませんよ。テーマはカミングアウトであって「ゲイ」ではないです。「ゲイ」に関する描写はほとんど無いと言って過言ではないです。
「スマホ」と「パソコン」をほぼ同量に描いていたのは興味深かったです。スマホで連絡が来て、「今すぐパソコンを見て!」とかね。主人公がレコード聞いてたりとか、そこら辺のカルチャーのバランスは良かったです。
写真は、「LOVE サイモン 17歳の告白」のネット用ポスター。
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