羽生結弦×野村萬斎 表現の極意を語る
2016/01/18 (Mon)
『羽生結弦×野村萬斎 表現の極意を語る』
以前は当「ファンタサイケダイアリー」で、羽生選手が何かあるときはしょっちゅう取り上げていたもんですが、何しろ、今や金メダル通り越して世界一の得点、フィギュアに留まらず世界一のアスリートということになちゃって、恐れ多くも軽々しく取り上げられなくなっちゃたのが現状です。
先ほど、再放送らしいですがBS1で、『羽生結弦×野村萬斎 表現の極意を語る』という番組をやってました。
いや、羽生氏と野村氏が対談したのは、ニュースやらあらゆる情報で知ってましたが、取り上げられていた映像は断片的なモノだけでした。
それが今回、じっくりと50分(?)、2人の対談を拝見することができました。
私事ですが、熱烈なファンである羽生氏のまえに、野村氏とは、1度だけ「お疲れ様でした」と言葉を交し合ったことがある。野村氏の出張舞台(?)に、数日、筆者(fanta)の当時所属していた会社が下請けとして携わったからだ。野村氏の関連する物品も扱った。ですので、野村氏にも筆者(fanta)はけっこう思い入れがある。
で、『羽生結弦×野村萬斎 表現の極意を語る』ですが、いやあ、濃いわ。極めようとする表現者同士が語り合うと、こんなに中身があるものなのか、目頭熱くなりましたね。
表現者の大先輩である野村氏は、特に諭す訳でもなく、狂言における表現哲学を羽生氏に話して(”話して”という表現が適切)いました。それを羽生氏は、「スケートの場合は・・」と、野村氏の言葉を自分の世界に噛み砕いて理解していました。
羽生氏、まだ21才(収録時は多分二十歳)ですよ。大したもんだと思ったよ。だから世界一とも言えるのだろうけれども・・。
NHK杯のフリーでしたか、羽生選手の「セイメイ」の演技、二皮ぐらい剥けたような感じでしたね。いや、素晴らしい。本人も「ヤッター!」ってやってた。
この「羽生結弦×野村萬斎」の対談、誰の発案か知りませんが、大成功だったのではないでしょうか?
まだ、さらに羽生選手が伸びると思うと、良い意味で末恐ろしい気もします。だって、今現在、トップ(羽生)と2位の差が断然違っちゃってるんだから。
写真は「羽生結弦×野村萬斎」から。
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