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オカマルト閉店

kage

2021/04/26 (Mon)

 オカマルト閉店

 ツイッターをつらつら見ていたら「ブックカフェオカマルトからのお知らせ」というツイートで「オカマルト閉店」とのこと。
 「ブックカフェオカマルト」をフォローした覚えはないし、そもそもブックカフェオカマルトを筆者(fanta)は知らない。
 筆者(fanta)がフォローしていた第三者がリツイートした記事で、筆者(fanta)の目に触れたのだ。

 『またコロナでどっかの店が潰れたんだろう』ぐらいに思って読み始めたら、なんだ小倉東じゃないか?!

 小倉東はゲイ雑誌『バディ』の創生期に尖がったセンスで一躍ゲイ界の寵児になったオカマ(’オトコ’と言いたいところだがオカマだなやっぱり)。他にもいろいろやっていたが、失敗談もあるし、まあ、『バディ』を出すのが順当だろうと思う。そしてだ、彼が22才からの20代、30代半ばまでは、しょっちゅう交流を持っていた筆者(fanta)の友人でもある。

 有名人の友人だと言うと、「どんな友人よ?」と、いぶかしげに聞き返すYくんみたいな人もいますが、いや、ホントに友人よ。彼のうちに行ったり、彼の職場、私の職場、行き来したり、彼が20数才の時の彼が主催した映像メインのイベントで映像担当したのは私ですよ。

 その後、疎遠になったが、筆者(fanta)が『薔薇族』、彼が『バディ』に関わった。その頃、喫茶店で1度会ってる。その後、彼が『バディ』を離れてからイベントで一度会ってる。2次会誘われたが断った。

 さて今回のこの発表された文面で、まず驚いたのは、いいお兄様がいらしたこと。これは知らなかったわ。けっこうプライベートの事を知ってるつもりでしたが。

 で、ご本人、認知症で入院とのこと。今は付き合いは無いからね、「早く治って云々」なんて歯がゆいことは言えませんが、「脳に異常を来した」とは、一種、彼らしいとは思う。青春を共にした人には違いはないので、何か言いたい気にはなりましたね。

 「オカマルト」という名は知らなかったが、ブックカフェは情報で知っていた。経緯は知らないが、伊藤文学(『薔薇族』の経営者)が70年代後半から80年代前半(?)に営業していた、ゲイの喫茶店『祭』が原点なのではと推測していた。

 だって、 『祭』こそ、あの当時の若いゲイが青春してた場なんだから。そこで彼と出会った。当時は軽く惚れてたね。付き合いはあったけど、何も無いよ。マーガレットなんて知らんわ。

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・5月2日・追記 
 「マーガレットなんて知らんわ」と前出のように申し上げましたが、小倉東が女装を始める前の筆者(fanta)との付き合いであり、彼が「マーガレット」と自称するような場所には行ってない、ということですね。
 下記のニュースから数日経って思うことは、本人こう思われることは嫌がるだろうけど、「可哀そうだな」ということ。見舞いに行きたいけど「問い合わせもご遠慮ください」と言われてるし、そもそも迷惑だろう。どの程度の病状か知らないが、覚えてないということも有り得るしね。

 女装はハッキリ言って筆者(fanta)はイヤですが、小倉東はいいヤツよ。毒舌の目立ちたがり屋だが、いいヤツよ。それは知ってる。自分で中途半端な文化を作り上げて、中途半端に文化に振り回されたヤツ。いい言い方をすれば「文化の発信者」(ただし”先端”文化では無い)。オカマルトが最後の砦だったんだと推測するが、それも閉店。認知症って直るのか? 追記終わり。
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 ツイッターの原文を埋め込みで持ってきます。

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