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映画 『怒り』

kage

2016/10/21 (Fri)

●多分、上映中の映画に関して、この『ファンタサイケダイアリー』に書くのは初めてだと思います。
映画『怒り』を映画館で見て、ここに何かを書くつもりはなかったのですが、
2ちゃん映画板のスレの文面で、筆者(fanta)の思いと共通し、
「これは何かで残しておきたいな」と筆者(fanta)自身が思いましたので、
こちらにいただいてくることにしました。

ikali001.jpg

取り上げた当該文面は、2ちゃん映画板のスレに書いてあったもので、
直接2ちゃんのスレに書かれたのか、どこかから持ってきたのか不明です。
前後の書き込みから、「ツイッターから」とも推測されます。
いずれにせよ、誰が書いたかは分かりませんが、映画『怒り』に関する、まあ、感想文ですね。

そして、書き手不明の感想文だけで、このコーナーを済ますのか?というのも筆者(fanta)自身が不満ですので、
筆者(fanta)自身が、すでにyahoo映評に書いた文も不本意ながら載せておきます。

まず、
****** 下記、書き手不明の2ちゃん映画板スレより(fantaの文ではありませんよ)。

62 : 名無シネマ@上映中2016/10/11(火) 13:15:19.54 ID:9gSBfnGf
僕はかねてより、ゲイが世間に認知される(許容される、とイコールではありません)為には、「物語」が必要だと考えていました。
セクシャルマイノリティに対してあまり興味や知識を持たないヘテロセクシャルにとって、僕らの存在は認知出来るけれども、
どんな気持ちで家族を思い、どんな気持ちで恋人を愛しているのか、それを知るための物語が不足していました。
もちろんそれらを題材とした作品は幾つも存在しますが、興行的に規模が小さ過ぎました。
ゲイを息子に持つ親がこの「怒り」を見た時、自分の息子がどのような心の揺らぎを抱えて生きているのか、その片鱗だけでも感じて貰えるなら、
息子を腫れ物のように触る気持ちがほんの少しでも穏やかになるかも知れない。
そして(出会いのきっかけがハッテン場であれ)真剣に恋人を思う気持ちを育み、慈しみ合い、
二人の将来について語り合ったりする姿を想像して貰えるのではないのかと思います。
人間は物語に触れる事で想像力を磨き、目の前の現象と自分との距離を計れるようになります。
その積み重ねが、僕らセクシャルマイノリティを身近に感じ、僕らが歩いている「道=物語」を理解して貰えるきっかけになるのではないのでしょうか。
「怒り」で描かれるゲイカップルは、まるでシンデレラと王子様のような出会いをし、深く深く心の奥に有る愛の存在に気付き、そして深く深く大きな傷を残します。
これは幸せな結末ではないのかも知れませんが、身を割く程真剣に誰かを愛したと言う、宝石のようにかけがえの無い思い出を残します。
普段テレビで見かける毒々しくてまるでキワモノのようなビジュアルの、日常からほど遠い存在だと思われがちなゲイではなく、
繊細で真剣な人生を生きているゲイの「物語」が、これだけ豪華なキャストとクリエーターによって造られた事は、とても画期的な事ではないのでしょうか。

****** 書き手不明の2ちゃんの文面はここまで。

そして、筆者(fanta)自身のyahooの評。読み手からは、「役立ち度ゼロ」になってるのは不満です。
こっちに持ってくるつもりも正直ないけど、上記に申しましたように、
「他人様の感想を持ってくるなら、自分の感想も書いておくべき」と自分(fanta)が思うからですね。

****** 下記、yahoo映評のfantaの文。

総合評価 ★★★★★

まあ、★5つ付けざるをおえないが、各パート全部、登場人物泣き過ぎよ。
まあ、こっちもところどころ泣いたけど、画面上で先に泣かれると、”釣られてたまるか”と思うよね。

実際、演出上の手法として、ご丁寧に全部描かず、”観客に想像させて”、深みを持たせるってあるんじゃないの?
まあ、そこらへん、不満でしたね。

あと、テーマは、「怒り」じゃなくて、「信頼」でしょ?
「信頼」というタイトルにせよとは言わないが、根本的なところでテーマの理解を混乱させるような、「ブラフ」はやめて欲しい。

長年のゲイのパートナーと2人で見に行きましたが、見た後、気まずかったね。
ゲイ描写は正確だったからね。この原作者のゲイ描写には不安は無かったが(「パレード」を除く)、ここまで辛辣にやられると、自分たちの問題として降りかかる。
「2人の全裸は、足が太いのが目立って綺麗じゃないな」という感想だけに留まった。

あと、作品全体として、細々と不満点はあるけど、細かい不満点が出るほど、”映画の出来は良い”ということにしておこう。

****** ここまで。

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映画 『怒り』は、いい映画でしたよ。
まあ、斜に構えた、筆者(fanta)の感想は上記ですよ。

そして、2ちゃんに書かれた、「書き手不明の文面」は、ゲイパートに関するゲイの想いであって(これは同感)、
映画 『怒り』の映評ではないですね。

ああ、そうそう、、綾野剛と妻夫木聡の絡みシーンが数シーン、全身全裸ショットがあります。
まあね、筆者管理の『男の裸が見られる映画 メンズウォッチング』で、DVD発売時(10か月後か?)に取り上げるかもしれません

が、まーあ、裸度数★ひとつじゃないですかね? エロスを描いてないのは確かで、「物語の必然」として描いてますから。
露出度が高くても絡みのキスも、演技、演出を感じ取ってしまうから、エロにはとてもじゃないけど、そう見えないし、
そして、そもそもそういう映画じゃないでしょ。

ウェブサイト「海外ゲイ旅行の勧め」について

kage

2016/10/04 (Tue)

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 『ウェブサイト「海外ゲイ旅行の勧め」について』

 『海外ゲイ旅行の勧め』は、

 https://youon.ikidane.com/thai.html

 に移転しています・



 結論を先に申しますと、筆者(fanta)管理のウェブサイト『海外ゲイ旅行の勧め』の更新のため、更新記事をこのブログ『ファンタサイケダイアリー』に時々書いていこうと予定しています。

 実際、ウェブサイト『海外ゲイ旅行の勧め』をご覧いただくとお分かりになるように、「2012年のバンコクの記事」が最新で、後は主に2000年代のゲイ雑誌『薔薇族』に掲載した記事が中心になっています。もはや古いもので、情報としては役立たず、エッセイとしてお読みいただくしかないでしょう。

 今後、どのように、ウェブサイト『海外ゲイ旅行の勧め』を更新していくかと言うと、新しく海外情報が手に入らない限り意味をなさないでしょう。

 ひょっとしたら、近年中に筆者(fanta)のサンフランシスコ旅行、関連旅行が有り得るかもしれませんが、まだ未定です。サンフランシスコ、ボンテージイベント(folsom)の他にどこかのゲイヌーディストビーチも身体が維持できてる内には、ぜひ行きたいとは思ってますが、今後、しょっちゅう筆者(fanta)が海外に行けるかというと、とてもそのような経済的余裕もなく、プライベートではなかなかなか難しいですね。

 海外のゲイ事情というのは、ただでさえ、ゲイマーケットという限られたマーケットであり、刻々と状況が変化していきます。
 海外のウェブサイトをチェックして、文字づらで情報を載せていくという方法も可能ですが、それこそ利用される方が、目的の場所のサイトなりを直接検索されればよろしい訳で、ウェブサイト『海外ゲイ旅行の勧め』の意味は薄まります。

 ではどのように更新していくのか?
 管理人である筆者(fanta)も、お読みいただける方々も、ウェブサイト『海外ゲイ旅行の勧め』を海外エッセイサイトと割り切っていただき、筆者(fanta)の実体験した過去の海外ゲイ関連話を書いていこうと思います。

 「そんなのすでにサイト内にいろいろ書いてあるだろ?」とお思いになるのもごもっとも。が、あれらは雑誌用に書いた公式な記事で、もっと生々しいのもあるんですよ。それと、今のサイトでは掲載していない国がいくつもあります。

 今後、リアルタイムの新しい情報を載せられない以上、古い思い出話をつらつらと書かさせていただきます。本人自身(筆者=fantaね)もせっかくの過去の海外体験を忘れてしまうということもありますし。

 まずは、オーストラリアかな(今のウェブサイト『海外ゲイ旅行の勧め』には載っていない)、と、今回は予告だけさせていただきます。
 時々思い出したら書くという話ですので、いつになるかは分かりません。写真は本文とは関係なく好きなの持ってきました。