his
2021/01/02 (Sat)
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ほぼ1年前に公開された映画『his』をwowowで見る。良かったね。さほど話題になった映画だったとは思えないので、あらすじを「yahoo!映画」から抜粋しておきましょう。
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ゲイだと思われるのが嫌でひっそりと生活している井川迅(宮沢氷魚)の前に、別れた恋人の日比野渚(藤原季節)が6歳の娘・空を連れて現れる。迅はしばらくここで住まわせてほしいと言う渚に戸惑うが、空は迅に懐き周囲の人々も三人を優しく見守るようになる。ある日渚は、娘の親権を妻と争っていることを明かし、長年抑えてきた迅への思いを告白する。
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男性同性愛カップルの葛藤を結婚や法廷など社会問題や、地域との関係などを含め真正面から描いた作品。
「ゲイの恋愛話」ということなら、いくつか挙げられる映画はありますが、社会問題をしっかり捉えた映画はこの作品が初めてですね、筆者(fanta)にとっては。
元は名古屋のテレビ局の連続ドラマで、今作品(映画)は、TVドラマの13年後の設定とのこと。TVドラマも2019年4月5月放送で、まだ新しいモノです。TVドラマは見ていませんので、いきなり13年飛んで翌年映画化というのは作者(ドラマ、映画共、監督・今泉力哉、脚本・アサダアツシ)の意気込みが感じられます。
TVドラマも見たい気がしますが、DVDは出てるのでレンタルでもされてるのでしょうか? 機会があれば見てみようと思います。
この作品のyahoo!映評で特徴的なのは、総合点は4.13と傑作並みに高いのに、「お役立ち度」を見るとトップに低評価がズラズラ並ぶこと。
まあ、低評価の言い分も分かりますわ。こちとらゲイですから、ゲイに味方するような話は見ていて気分がいいですが、これ、オンナの立場になったら、こんなひどい話は無いと思いますよ。だってゲイなのに結婚して子供作って、子供取ってオトコのところに駆け込んじゃうんだから、さらに裁判で子供の親権も取ろうとする。オンナが悪者扱いになってる。そういえば、ゲイカップルの子育てまで話を突っ込んだ作品も初めてですね。
wowow放送での今作品の放送枠「W座からの招待状」の対談解説者が、「(地域住民の理解も)そううまくいきますかね?」と言っていたが筆者(fanta)も同感。そこら辺、今作品、都合の良すぎる描き方をしている。
ゲイにとっては感動作ですが、万人受けする作品ではないでしょうね。こっちの立場に立って見て貰わないと。
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